第29回議会報告
          目   次
[T]平成26年度一般会計予算
1. 過去最大 117億17百万円
2.一般会計予算
  イ)歳入予算の内訳 ロ)歳入予算の内訳
3.町の借金(町債)
[U]2つのこどもの緊急課題
1.小中生徒の学力向上
2.園児の英語力養成
[V]2つの施設で大きな安心
1. 特別養護老人ホーム 80床新設
2.小児科病児保育施設の整備を急げ
                            以 上
[T]平成26年度一般会計予算
1. 過去最大 117億17百万円
イ)10年間の予算推移
ロ)国県支出金の急増 〜 予算大型化の原因
国県支出金とは国の事業遂行のための経費。平成22年度より、こども手当が創設。
10億円以上が毎年計上され、平成26年は更に消費税8%にともなう低所得者及び
子育ての給付金として3億円余りが上積みされた。
2.一般会計予算
イ)歳入予算の内訳
自主財源では、人口増加により課税者が増え、町民税・固定資産税が増加し、
財政基盤の安定に大きく貢献。依存財源では、国県支出金及び臨時財政対策債が大きい。
ロ)歳出予算の内訳
民生費が歳出予算の45%を占める。53億円の内訳は社会福祉費18億円、
老人福祉費11億円、児童福祉費15億円、児童施設費9億円。新規事業は
中の坪公園に1億270万円の事業費をかけ「地域安全安心センター」を建設。
一階は志免交番・二階は広域消費生活センターとして利用される予定。
3.町の借金(町債)
町債の中身には、町の事業を進めるための長期借入金の“町債”と国の借金を町が
肩代わりした国の借金分の“臨時財政対策債(臨財債)”が含まれている。
平成17年の臨財債35億円が10年後の平成26年には63億円に急上昇した。
町の借金分の増加は学校関係の増改築費で心配ない。
[U]2つのこどもの緊急課題
今志免町が早急に取り組まなければならない問題は
@小中生徒の学力向上策
A16の保育・幼稚園の園児を英語と遊ばせ、志免町を英語の先進地へ
1.小中生徒の学力向上策 〜学校は町のシンボル〜
イ)小中生徒の学力低迷
学力テスト 正答率、福岡県の順位は?
ロ)質問:授業の内容がよく分かりますか?
表 イ)小中生徒の学力低迷
平成19年から実施の学力テスト、平成26年4月で8回目。町別・学校別とも公表されず、
テストの結果に対する情報は一切無し。志免町の学力テストのランクは全国平均前後
と推定される。平成26年4月実施の学力テストからは結果について公表されることとなった
(8月発表)
表 ロ)質問:授業の内容がよく分かりますか?
全国の小中テスト受験者からの報告。小学校で20%、中学校では30%が授業内容を
理解できず、ついていけない。再教育をどうするか。無料学習支援室は救済の一方策
(後述)
『小中生徒学力向上策』@
(a)先生の分かる授業、授業力の向上
(b)習熟度別、少人数制、グループ制
(c)補助教育の活用
(d)家庭学習と習慣化
上記は何れも、議会の一般質問で実践を要請しているもの。
町長からは「学力テストは町の評価。町をあげて支援に取り組んでいく」との答弁あり。
期待したい。
(次頁に平成24年・25年の本件に関する一般質問の要旨を添付)
『小中生徒学力向上策』A
「無料学習支援室」の創設を。
こどもの学力向上については、学校、家庭任せだけでなく地域も一体となって協力すべきである。
授業中に分からないところや聞きもらしたことなど手を上げて先生に聞ける子は少ない。
こうしたケースが重なった結果が文科省発表の小学校では20%、中学校では30%が
授業についていけない結果になっている。学習支援室はこうしたちょっと分からない点、
聞きもらしたり、テストでつまずいた点などを、一緒に考え解決し学ぶことの楽しみ、喜び、
そして努力することの大切さを知ってもらうところです。
各地域で思い思いの学習支援をしていただきたく願うものです。
(平成26年2月 保護者集会の説明資料を参考のために添付)
西校区学習支援室(無料)の創設 皆さんのご意見をお願いします。
【1】西校区、学習支援室(仮称案)
校区の児童、.徒のための学習.援室です。
1.学習の課目
国語、算数・数学、英語
2.学習の内容
イ)予習、復習、宿題などのお手伝い
ロ)学校の勉強でちょっと分からないこと、聞きもらしたことや、テストでつまずいた点の見直し
ハ)忙しい保護者に代わって家庭学習のお手伝い
ニ)講師の先生が一緒に考えて解決のお手伝いをします
【2】学習支援の目的
基礎学習の習得を通じ
イ)勉強の楽しさ、習慣化
ロ)努力することの大切さ
更には
ハ)友情・共助・協調など、徳性の向上に貢献
【3】支援室の概要
1.主催
校区町内会
2.支援室の場所、日時(予定)
別府1公民館(1F、2F)
毎週.曜. 午前中(9:30.12:30)
3.講師
町内全域よりボランティア募集
4.経費
小、中、生徒の受講料は無料とする
但し、プリント代・光熱費代として受講1回につき100円の負担はお願いします
講 師 募 集 中 で す
皆様、ご協力のほどよろしくお願いいたします
(小学生・中学生の学習をみてくれる方、定年退職の方、大歓迎です)
2.園児の英語力養成
〜園児の英語学習先進地へ〜
志免町はアジアの玄関口に位置しているため、外国人の往来・接触が増えている。
幼児のうちから英語と遊ばせ英語に慣れ親しませ、国際社会で活躍できる人材の育成を目指す。
町内には、12の保育園と4つの幼稚園に2,300人が元気に通っている。今、2つの保育園に
町の補助金が出され、英語力の養成に使用されている。
今後は、補助金が全保育園・幼稚園に拡大されていくように継続して行政へ働きかけていく。
志免町が英語学習の先進地となり、大勢のこどもたちを世界へ羽ばたかせるのは町の責務である。
(町議会における本件についての一般質問を、次頁に添付します)
[V]2つの施設で大きな安心
1.特別養護老人ホーム 80床新設 ※内10床はショートステイ
平成25年9月に特別養護老人ホーム80床の認可が下りました。これを受け、選考委員会では
業者の公募と選考に入り、最終的に栄光病院の受託が決定。平成26年5月着工、来春の開設を
目指し動き出しました。平成14年、志免町には特養施設がないと住民の署名3,000名余りの
賛同を得て、県庁へ陳情しましたがそのままの預かりとなり、10年余りを経てようやく宿願を
果たすことが出来ました。皆様に感謝。現在、志免町の特別養護老人ホームの利用者は85人。
やすらぎの郷(志免町) 28人 アットホーム博多の森(博多区) 16人恵昭園(須恵町)
12人 緑の里(粕屋町) 9人同行園(宇美町) 3人 奈多創生園(東区) 3人その他周辺地区
特養ホームの利用 14人 となっています。今回の特養認可80床で、やすらぎの郷100床と
合併すれば180床。町村では例のない日本一の特養施設の街となりました。
2.小児科病児保育施設の設備を急げ
〜働くお母さんに大きな安心を〜
小児科の病児保育を病院単独で実施するのは赤字経営で無理。国、町、小児科病院の3者の
負担で解決すべきである。現在、某病院と病児保育事業の引受けを交渉中。
早期に目途をつけたい。
45,500人、就学前幼児4,000人もの自治体で単独の病児施設がないなんて考えられない。
幼児が軽いケガや病気をした場合、保育園では預かってくれない。
働くお母さんたちは仕事を休むか、友達に預けたりし大変な苦労をしている。
早急に施設の整備を実現すべきである。働くお母さんたちに安心を。
(次頁に、議会での一般質問の要旨を添付)
最後までお目通し頂き有難うございました。
ご意見、ご指導を宜しくお願いします。