第28回議会報告 |
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目 次 |
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1) 人口減少期へ突入 |
2) 福岡市の人口推移 |
3) 年500人、10年間5000人増 |
4) 5万人達成のための対策 |
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1) 予算・決算の問題点 |
2) 歳入決算・歳出決算 |
3) 町の貯金と借金の状況 |
4) 人口増加が税収増に貢献 |
[朗報] 特別養護老人ホーム 70床新設へ P16 |
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[T] 5万人突破 市昇格へ始動せよ P2〜8 |
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1) 人口減少期へ突入 |
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2010年
平成22年 |
2015年
平成27年 |
2020年
平成32年 |
2025年
平成37年 |
2030年
平成42年 |
2035年
平成47年 |
2040年
平成52年 |
日本の総人口 |
1億2805万人 |
1億22650万人 |
1億2410万人 |
1億2065万人 |
1億1661万人 |
1億1212万人 |
1億727万人 |
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←---10年(395万人減)---→ |
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←--------------20年(1144万人減)--------------→ |
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←--------------------------30年(2078万人減)--------------------------→ |
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平成17年の国勢調査により、戦後一貫して伸び続けてきた人口に初めて対前年割れが確認され、
平成22年の国勢調査を基にした「日本の地域別将来推計人口」では人口減少が加速され、
現在の1億2805万人の人口が30年後には2000万人減少し、1億727万人にまで
落ち込むと予測されている。出生率の向上が今の日本にとって大きな課題と考える。
志免町の現在(平成25年10月)に人口は45,600人、待望の5万人突破、市昇格まで
あと4,600人。人口減少期の厳しい環境下ではあるが、これからの10年間が5万人突破の
正念場であり、最後のチャンスと考える。成行きまかせでなく、行政の積極的施策の推進を切望する。 |
2) 福岡市の人口推移 |
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2010年
平成22年 |
2015年
平成27年 |
2020年
平成32年 |
2025年
平成37年 |
2030年
平成42年 |
2035年
平成47年 |
2040年
平成52年 |
福岡市人口 |
146万4千人 |
152万5千人 |
156万8千人 |
159万2千人 |
160万4千人 |
160万6千人 |
160万1千人 |
5年毎の人口増加 |
6万1千人 |
4万3千人 |
2万4千人 |
1万2千人 |
2千人 |
-5千人 |
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←------------------→ |
←-------→ |
←-------------------→ |
←--------→ |
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増加 |
鈍化 |
横ばい |
下 降 |
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人口減少の加速されるなか、今日本で一番元気がいいのは福岡市と隣接する周辺自治体
といわれている。九州新幹線の開通により、九州各地から若者達は仕事を求め、結婚を目指し、
子育ての若い家庭はくらしとより良い子育てのため、共働きのできる福岡市への転入が続いている。
更には東京、関西からは住環境の良さと安全に恵まれた福岡市と周辺地域への転居者も増加している。
福岡市総務企画局の推計人口表では、今後10年間は転入者増による人口増が続くがその後は鈍化、
横ばいを予測している。 |
3) 年500人、10年間5000人増 |
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表2:平成20年〜平成24年 5年間の人口動態 |
毎年の転入者3,000人がいつまで続くか |
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平成20年 |
平成21年 |
平成22年 |
平成23年 |
平成24年 |
自然増 |
出生者 |
573 |
538 |
630 |
568 |
526 |
死亡者 |
307 |
309 |
334 |
322 |
244 |
自然増 |
266 |
229 |
296 |
246 |
282 |
社会増 |
転入者 |
2935 |
2966 |
3219 |
3154 |
2795 |
転出 |
2816 |
2688 |
2636 |
2596 |
2609 |
社会増 |
319 |
278 |
583 |
558 |
186 |
自然増+社会増 |
585 |
507 |
879 |
809 |
468 |
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※自然増:出生者と死者の差 / 社会増:転入者と転出者の差 |
4)5万人達成のための対策 |
毎年、町への転入者3,000人の導入が達成の鍵。そのためには、転入者のきやすい、
住みやすい町への配慮と転入者のうち若い子育て家庭や若者への支援等を反映した
積極的施策が肝要。思いつくままに列挙する。(皆さんも一緒に考えて下さい) |
【具体的対策】 |
@就職相談窓口の設置
転入者への就職情報提供、就職相談の積極的支援。(役場は、全課のもつ事業所等
の求人情報を相談窓口へ一元化集中し、転入者の就職相談の支援をする)
A婚活の手伝い
体育協会、文化協会、運動会、夏祭り等に若者の参加を呼びかけ、
縁結びの場づくりを積極的に支援する。
B出産祝金 1人10万円
町長からではなく町民からのお祝いとして祝福。
C保育園児から外人講師に接しさせ、歌やゲームを通じ「英語」の楽しさを体感させ、
将来の国際人の素地をつくる
(志免町にいったら無料で幼児から英語を学ばせてくれるよ。志免町で子供を育てたい)
D保育園児の待機児童「ゼロ」の町宣言を
E小・中生徒の学力向上
各校区に家庭学習を支援するボランティアの「学習支援塾」を設置し、無料で子供たちの
勉強を見てやる。塾へいかなくても子供の勉強は大丈夫。親も安心。親代りの
「学習支援塾」の活用。
F小・中生徒「英語村留学」で英語の勉強が楽しくできる町
(国際交流基金の活用)
G0才から高校生まで医療費は無料
子育て一番安心な町 志免町
H高齢者にも安心な町 志免町
70床の特養ホームの新設が許可されました。やすらぎのさと100床と併せて170床は
全国一の特養施設の町となります
I市にふさわしいインフラ整備 水洗化100%へ 渇水対策も十分
J「5万人達成」のプロジェクトチームの結成
35歳未満の若手職員で構成。役割は志免町の広報活動を担当。
イ)志免町の素晴らしさ、よさを小冊子にまとめ毎年全世帯へ配布。まず全町民に町を
知ってもらう
ロ)ホームページは常に新しいニュースを取り入れ、町の新鮮さと活力を売り込む
ハ)年に1回は一般紙に志免町の進化を知ってもらうための広告を掲載
ニ)「5万人達成のための具体的施策・アイディア」を全職員から応募し、実践項目にとりあげる
等々、情報化時代にマッチした町の良さを多勢の人に知ってもらう事が転入者3,000人の
導入へつながり、定住化にも大いに役立つこと知るべきである。 |
最後に
「俺たちが・私たちが5万人達成、市昇格の原動力となったんだという誇りと自信を
もってもらうためにも若年職員へチャンスを与えて欲しい」
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[U]グラフで見る24年度決算 |
平成24年度 一般会計 決算 |
歳入総額 |
138億31百万円 |
歳出総額 |
132億25百万円 |
差引額 |
6億06百万円 |
翌年度繰越分 |
35百万円 |
実質収入額 |
5億70百万円 |
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↑ |
財政診断 良好 |
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平成24年度 |
平成23年度 |
評価 |
自治体平均 |
経常収支比率
財政構造の弾力性を測定 |
86.2% |
(86.9%) |
△ |
財政力指数
町の財政力を表す指標
「↑」に近いほどよい |
0.71% |
(0.65%) |
○ |
実質公債比較
財政規模に占める借金返済
の割合を示す、 |
9.1% |
(9.7%) |
○ |
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1)平成24年度 予算・決算の問題点 |
E小・中生徒の学力向上 |
各校区に家庭学習を支援するボランティアの「学習支援塾」を設置し、無料で子供たちの
勉強を見てやる。塾へいかなくても子供の勉強は大丈夫。親も安心。親代りの「学習支援塾」の活用。 |
予算とは、
@1年間の収支の見積り。幾らのお金が入り町の事業や運営にどれだけのお金が
使われるかを表わしたもの。
A3月議会に行政から「新年度予算案」の提出があり、議会にて内容の検討の上、
議決を経て初めて4月から予算に基づいた支出が行なわれる。
決算とは、
@1年間の収支の実績で支出が正しく使われたか、町民のくらしに役立ったか、
等について検証し、9月議会において決算の認定についての議決を行なう
予算の結果が決算であることからも当然予算・決算は常に連動して考えるべき問題である。
問題点2点を行政に指摘し、改善を促す。
【1点目】
行政から町民への決算の報告は「広報しめ」に掲載されているが、収支の実績のみで
事業の成果や町民のくらしにどう役立ったか等については報告が殆んどない。予算については
「まちづくり予算」に予算概要書が町民用としてある。決算についても同様の決算概要書を町民
へ配布すべきである。
【2点目】
平成24年度においては、特に予算と決算の乖離(かいり)が大きいが、これに対しての説明が
殆んどなされていない。疑義を生じさせないためにも町民へ丁寧な説明をなすべきである。
平成24年度の歳入が予算を大きく上回った原因についてふれておく。平成24年度の当初予算額は
105億10百万円に対して、歳入決算は138億31百万円で33億21百万円の歳入増となっている。
内訳は
イ)使途の決まっている特定財源
国県支出金 5億29百万円 と 町債(臨財債を除く) 8億34百万円の計13億63百万円(歳入増の41%)
で使途は小中学校の施設整備ほか障がい者自立支援、国保安定、子ども手当、景気対策費など国の
政策を遂行するための経費で、町の財政や町民の負担等には一切関係しない。
ロ)歳入増のもう一つは、一般財源の町税4億円、地方交付税の2億円、計6億円がある。何れの財源
も人口増加による課税者の増加と地方交付税の増額によるもので、町の財政力の向上によるもの。
人口減による財政力の低下の自治体のなかにあって、志免町は希有(けう)の存在である。
ハ)その他の一般財源として増加したものに、福岡県災害基金返還金とその他8億円と繰越分(剰余金
)4億円の計12億円がある。
以上が、歳入増加分の内訳で、歳入増の一番の原因は国の政策遂行のための国県の支出金と
町債計の13億63百万円と 上記ハ)の基金返還金と繰越金の12億円が当初予算を大きく上回る
歳入決算の因である。 |
2)歳入決算・歳出決算 |
イ)歳入決算 |
町に入ってきたお金 |
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予算 |
決算 |
増えた金額 |
増えた理由 |
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町税 |
(般) |
45億21百万 |
49億09百万 |
3億88百万 |
町民税の増収 |
分担金 負担金 |
(般) |
2億49百万 |
2億51百万 |
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使用料、手数料 |
(特) |
1億57百万 |
1億61百万 |
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財産収入 |
(特) |
6百万 |
15百万 |
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繰入金 |
(般) |
10百万 |
36百万 |
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繰越金 |
(般) |
3億30百万 |
8億01百万 |
4億71百万 |
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諸収入 |
(般) |
1億57百万 |
9億34百万 |
7億77百万 |
県事業基金の返還金 |
小 計 |
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54億30百万 |
71億10百万 |
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地方交付税 |
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17億83百万 |
20億17百万 |
2億34百万 |
人口増による増収 |
国庫支出金 |
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11億52百万 |
15億41百万 |
3億89百万 |
子供手当て障がい者
自主支援、保育所、
小中学校整備
改修費など |
県、支出金 |
|
7億77百万 |
9億17百万 |
1億40百万 |
町債 |
|
8億37百万 |
16億71百万 |
8億34百万 |
地方譲与税 |
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98百万 |
92百万 |
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各種交付金 |
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4億30百万 |
4億21百万 |
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小 計 |
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50億77百万 |
67億21百万 |
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歳 入 合 計 |
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105億百万 |
138億31百万 |
32億21百万 |
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自主財源:自主的に町が収入しうる財源
依存財源:国県からの交付金など
(般)は一般財源:町が自由に使えるお金
(特)は特別財源:使途が決められている |
ロ)歳出決算 |
使ったお金 |
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予算 |
決算 |
増えた金額 |
増えた理由 |
議会費 |
1億31百万 |
1億27百万 |
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総務費 |
9億64百万 |
20億29百万 |
10億65百万 |
財政調整基金 10億20百万 |
民生費 |
44億72百万 |
46億56百万 |
1億89百万 |
障がい者自立支援給付費増 |
衛生費 |
17億82百万 |
17億44百万 |
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農林水産費 |
73百万 |
75百万 |
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商工費 |
59百万 |
56百万 |
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土木費 |
4億17百万 |
4億29百万 |
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消防費 |
5億06百万 |
6億28百万 |
1億22百万 |
災害対策基金積立 2億02百万 |
教育費 |
10.億59百万 |
24億26百万 |
13億67百万 |
※1 |
公債費 |
10億05百万 |
10億50百万 |
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予備費 |
37百万 |
0 |
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105億05百万 |
132億20百万 |
27億43百万 |
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※1 志中:2億29百万、西:5億31百万、西:1億84百万
南:24百万、東:3億96百万 繰越明許費:13億20百万 |
3)町の貯金(基金)と借金(町債)の推移 |
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4)人口の増加が税収増に大きく貢献 |
課税者の増加が税収増に貢献 |
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【朗報】
志免町に特別養護老人ホーム70床 新設許可志免町に新しく70床の
特別養護老人ホームの新設が許可されました。現在、事業者の公募中
(9/1〜10/31)です。11月中に事業者の選考が行われ県へ報告されること
になっております。県に特養新を請願して10年、ようやく念願がかないました。
介護に苦労されている町民皆さんのお役に立てることを願っております。
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以 上 |