第24回議会報告 |
|
猛暑から一変し初冬へ、異常気象のなか、お変わりございませんか議会報告も
24回になりました。今回は21年度の一般会計の決算や民間型役場への脱皮
などを提案を中心にまとめて報告します。皆様のご意見、ご指導をお願い致します。 |
|
目 次 |
[T] |
平成21年度 一般会計決算 |
|
当初予算93億8千万円→決算110億5千6百万円 |
|
当初予算がなせこんなに大きな決算になったのか? |
[U] |
財政の健康診断状況 |
|
公債費比率9.5%正常健康体 |
[V] |
民間型役場への脱皮 |
|
役場職員の働きかけを変え、更なる行政サービスへの向上へ |
[W] |
内向きから外向き思考と行動を |
|
町長・3役への発想転換と行動を要請 |
[X] |
ボタ山残土の活用 |
|
福岡空港増設工事に活用を |
|
|
|
(1)21年度の決算の特徴 |
予算とは年度の収入と支出の見積もりで、決算とは予算通りお金が使われたか、
その成果はどうだったかを検証し、次の財政運営に役だてるもの。所が21年度
決済の成果に対する国、町も検証はなく、住民への説明も不十分。
@ 平成20年9月のリーマンショックによるアメリカ経済の大不況が全世界に波及、
輸出異存の日本経済も 企業縮小、倒産により派遣労働者103万人が路頭に迷い、
大きな打撃を受ける。
A 自民・麻生政権は「政局より景気対策優先」「過去最大の追加経済対策」を
決定し景気と人気のため、 定額給付金・臨時交付金等々の追加予算計上、
当初予算とは大きくかけ離れた決算となった。
B 町にも景気対策、くらし防衛の施策の資金として16億7千万円ものお金が
投入されたが、効果・成果についての検証はないまま麻生政権退陣。残されたのは
国の借金のみ。
C 例えば、定額給付金ー緊急経済対策
国民全員1人につき12,000円、但し65歳以上、18歳以下の者は20,000円。
選挙目当ての「バラマキ」、高額所得者へも支給。地方へ丸投げ等々の批判は
あったが、消費の拡大・景気の下支え効果を期待して実施された。給付金支給後、
麻生内閣は大敗退陣、経済効果・景気回復への効果等についての正式の検証も
されないまま現在に至る。定額給付金とは一体なんだったのか |
(2)21年度の収入の決算(当初予算から16億7千6百万円の増) |
93億8千万円の予算から110億5千6百万円の決算へ。) |
ふえた収入の主なもの |
当初の予算 |
決算額 |
増加額 |
摘 要 |
町税
(個人・法人の税金)
|
47億6,200万円 |
48億5,000万円 |
8,800万円 |
税金の増加分 |
地方交付税
(町からの仕送り分) |
13億3,000万円 |
15億2,100万円 |
1億9,100万円 |
生活防衛のための
緊急対策費
|
国県支出金
特定事業のために
国・県から仕送られる分 |
11億5,000万円 |
20億9,700万円 |
9億4,700万円 |
定額給付金6億円、
臨時交付金3億円、
子育て支援ほか |
町債(当年度の町の借金) |
6億2,700万円 |
9億5,000万円 |
2億9,800万円 |
臨時経済対策債
国の借金分を肩代り |
|
93億8,000万円 |
110億5,600万円 |
16億7,600万円 |
|
|
(3)21年度の支出の決算(当初予算から10億9千万円の増) |
93億八千万円から104億7千万円の決算へ |
ふえた支出費目 |
当初の予算 |
決算額 |
増加分 |
摘要 |
民生費 |
35億5,300万円 |
37億7,900万円 |
2億2,600万円 |
定額給付金をはじめ
臨時交付金
、子育て支援、
障害者支援など |
総務費 |
9億1,500万円 |
17億2,800万円 |
8億1,300万円 |
教育費 |
10億3,700万円 |
11億8,800万円 |
1億5,100万円 |
公債費 |
10億1,200万円 |
10億 700万円 |
▲500万円 |
|
|
|
|
|
計 |
6億2,700万円 |
6億2,700万円 |
6億2,700万円 |
|
|
(4)国の借金900兆円突破 心配 |
国の借金が国内総生産(GDP)の2倍近くに達し、毎年の予算は収入が30数兆円しかないのに
支出は90兆円を超す異常な状況にある。国の借金は3ヶ月毎に公表されるが |
平成17年12月末
|
国の800兆円突破
3年間は850兆円前後 |
平成21年6月末 |
860兆円突破
リーマンショック、緊急経済対策 |
平成17年12月末
平成23年3月末 |
904兆円突破
リーマンショックに加え、円高、デフレ不況
973兆円 見込み
|
平成23年3月末 |
1000兆円 見込み |
|
国の借金に歯止めがかからない、どこでストップさせるか?歳出のムダを削る努力は
勿論だが、経済成長を税収増に結びつける王道をどう実現させるかにかかっている。
民主党の500万人雇用創出の成長戦略に期待したい。 |
|
財政状況を示す物差しの一つに、公債費比率があります。収入のうち借金の
返済に充てる割合を示したものです。町の今の状況は正常健康体です。 |
|
(2)町債と公債費の5年間の推移 |
|
平成21年度
|
平成20年度 |
平成19年度 |
平成18年度 |
平成17年度 |
借りたお金 |
9.9%町債
(町の借金) |
9億2,500万円 |
7億3,900万円
|
7億9,900万円 |
6億1,5200万円 |
6億6,300万円 |
町債の累計 |
86億2,200万円 |
85億8.200万円 |
87億1,900万円 |
88億600万円 |
91億400万円 |
返すお金 |
9.9%公債費
(返済金) |
10億700万円 |
10億300万円 |
10億1,300万円 |
10億4.200万円 |
8億8,500万円 |
公債費比率 |
9.5% |
9.9% |
11.6% |
912.% |
10.6% |
|
公債費が徐々に増えてきており、注意が必要。 |
|
行政は、口を開けば「金がない、大変だ」そして、「住民参画だ、
協働の町づくりだ」と叫ぶが、その前に行政自身“やるべきこと”がある。
即ち「民間型役場への脱皮」である。職員一人一人の働き方を変え、
町民のために働く姿をしっかり示すことだ。「役場が変われば町は変わる」
具体的行動指針を明示する実践を切望する。 |
(1)町長以下全職員緊張感をもて |
「タルミ」は事故、ミスのもと 「ゴタク」を言う前に先ず行動だ |
イ.役場へきた人全員に「元気な明るい挨拶」の励行民間型役場脱皮への第一歩 |
ロ.窓口へきた人を待たせない窓口へ走れ、待たせたら失格だ |
ハ.窓口カウンターに一輪の花。課内の整理整頓職員の心、姿が映し出される |
ニ.窓口の応待は分かり易い説明、キビキビした動作窓口担当者には優秀職員を配置する |
ホ.申請・陳情の用件には必ず回答を長期の場合は中途状況を報告する |
ヘ.タライ回しは役場の恥。必ず同行し、担当者に引き合わせる優しさが一番
|
|
(2)受け身から攻めの仕事へ |
役場の机上では現場はわからない、役場から町へ足を踏み出せ
イ. 課長、課長補佐の月1回の町内巡回。全課実践巡回の際は腕章を着用
働く姿を町民に示せ。
ロ. 「おしかけ出前講座」へ今迄の出前講座の申し出を待つ姿勢から、
役場側から出前講座の開催
をお願いする“攻め”の姿勢へ転換する。若手(2人〜3人)のグループをつくり、
毎年20回を
出前講座開催目標とする。町民との対話意思疎通、情報交換、等々現場の
生(なま)の声を聞ける最高の機会と心得よ。 |
(3)「役場ことば」から「町民ことば」へ |
役場の常識は社会の非常識からの脱皮分かる話し、分かる文章へ。
役場は行政専門用語を使わず、やさしく分かり易い説明・文章に統一する |
|
町長・3役のリーダーは、町外へ向かって発信と行動を |
(1)100年後に一度のビック・チャンス |
福岡空港滑走路増設(要10年間 2000億円)、九州新幹線
平成23年3月開通、博多 鹿児島間(1時間20分)熊本間はなんと30分、
東南アジアからの観光クルーズ船、博多港寄港急増「人とお金」が
九州・福岡へ集中することが予測される。陸・海・空にわたり百年に
一度と言われる変化が到来、九州各自治体は、ビッグ・チャンスを
どう取り入れ町づくりに結びつけるか、生き残りをかけた必死の
働きかけが続けられている。福岡空港、新幹線博多駅、博多港と
陸・海・空に最隣接する志免町の動き反応が見えてこない。
目を開き変化を直視し、ビッグ・チャンスを町づくりに活かす方策に
挑戦すべきである。 |
(2)スピードある積極的行動を方策に挑戦すべきである。 |
イ.ビッグ・チャンスを町づくりに活かすため、九経連や専門家を招き、
勉強会・研修会を実施し、今からでもおそくない町づくりへの方策を
検討すべきである。
ロ.空港増設に関連する工事に対し最隣接する町として、地元業者の参入や、
住民の就労に積極的に働きかけるべきである。
ハ.福岡空港へ最隣接する町として協力しうることは、何か。
〇福岡・須恵ICから空港への
アクセス問題、〇空港貨物倉庫整備 〇空港関係者の宿舎、
ホテル等々の積極的提案をしていくべきである。 |
|
今回の空港増設工事には、新滑走路2.500mに2mのかさ上げと水害に
弱い空港の整地のために大量の土砂が必要とされる。ボタ山の残土の
利用には、ボタの特殊性からして非常に厳しいことは承知の上で
可能性はないか。現在個人で下記機関に働きかけ協力を頂き調査をすすめている。 |
現在の調査機関は下記の通り
@ 福岡県空港対策局 空港計画課
A 経済産業省、九州経済産業局 資源エネルギー環境部 鉱害課
B 九州大学理学部
C 水巻町のボタ山再開発活用例若し、残土の活用が実現すれば
ボタ山は整地され、「ボタ山」から「宝の山」へと一変する、夢と期待をもち活動を継続する。 |
案 内 |
インフルエンザ予防接種接種期間 10月1日〜H23.3月31日接種費用
65歳以上者 1.000円(生活保護・非課税者世帯 0円)
* かかりつけ医院へ、予約の電話をして行って下さい。 |
ご不明な点は志免町役場 092-935-1001 健康課へご連絡ください |
|